・設備工事費の占める割合は? |
事業主様の思いが 一番注がれるところは、おそらく店内の内装と外観 ファサード( 正面出入口)だと思います。
工事費用のほとんどが この設計デザインや内装仕上げに掛かってくると思われがちです。
もちろん、、この部分の夢を膨らませれば キリがありません。
■ 実は、店舗内装工事費の中で一番比重が大きいのが設備工事費 です。
総工費の4割強を占めます。
空調工事・給排気工事・給排水 給湯工事・ガス設備工事・電気設備工事は、どのような業種においても基本の工事です。
物件 (店舗 坪数) が大きくなると設備も大きくなりますので、必然的に設備工事費用も高くなっていきます。
■ 飲食店の厨房 設備工事についてですが、標準的な厨房スペースであれば、使用する器具の種類と必要な数はあまり変わりません。
厨房スペースに掛かる費用は、物件 (店舗 坪数) の大小に関わらず 同じくらいですので、 逆に物件が小さいほど単価は上がってしまうということです。
※ 飲食店と比較して、理美容系の設備容量は 大きく異なります。 ご注意ください 。
内装工事の坪単価は いくらですか? … と、尋ねられることが多くなりました |
住宅業界共通の表現が、いつしか店舗内装業界にも求められるようになっている傾向にあります。
新規事業計画の中で店舗内装工事の費用は最も大きな部分です。
工事費用 計上の目安として[坪 単 価]が求められるのだと思います。
・住宅業界の明確な坪単価と異なるところ |
しかしながら店舗の場合は 業態・物件・現場の状態などで一件 一件の条件が異なります。
先ず、内部寸法の計測は当然のことですが現場状況・設備の適応性・残存物・立地環境・搬入出経路などの確認をします。
その上で、ご希望や仕様をご相談していきますので [坪単価 ] はケースバイケースになってしまうのが実際のところです。
ここが住宅業界の明確な[坪単価]と異なるところです。
■ 現場状況も確認しないままに安易に[坪単価]をお答えできるものではないという理由です。
ぜひ現場調査の重要性もあわせてご覧いただけますと有り難く存じます。
*過去の施工物件から総工費と坪数を割り出して、大まかな相場をお伝えすることは可能です。